前回、英語の本も読み聞かせを続けていると、日本語の本の読み聞かせと同じように効果が出てくるという記事を書きました。
といっても、英語に慣れ親しんでいないけど子供に英語を勉強させたいと思っているママやパパの中には、洋書の内容やレベルがわからなかったり、どうしたら良いか悩むことも多いと思います。
子供たちのこれからを考えると、将来的に「英語を身につけさせてあげたい」と考えているパパやママがたくさんいることは統計上でも明らかですが、
親がネイティブでなくても、英語の絵本の読み聞かせができる方法を紹介します。
子どものための英語の絵本の選び方
子供が興味を持ってくれることが何より大切だと思うので、
一番のおすすめは日本語でお気に入りの本の英語版を読み聞かせることです。
オリジナルが英語で日本語に翻訳されている本、また昔から読まれているものが個人的に一番良いと感じています。
有名なところでいうと、はらぺこあおむし や スイミー(訳は谷川俊太郎さんがされているので日本語の美しさも太鼓判をおせますよね!)とか、誰でも知っていたり子供に人気の本だと子供の好き嫌いの失敗も少ないと思うのと、何より選択肢が多いのが良いところ!
特にはらぺこあおむしは、英語もついてるバージョンも発売されていたり、とにかく世界で人気なだけあって種類が豊富なので最初の英語の本に最適だと思います。
スイミーも英語もついてる本があります。
英語の絵本の読み聞かせの方法
ここが一番の問題だと思いますが、ネイティブレベルだったり英語の得意なパパやママは直接読んであげるのが一番だと思いますが、子供の耳は無限の音を聞き取る可能性を持っているので、できればネイティブスピーカーの発音を聴かせてあげることで、聞き取る聴力を維持できると思います。
音読のCDが付いているものを買うのもありですし、上で洋書がオリジナルで昔からある有名な本をおすすめした理由の一つとして、最近はYoutubeなどにネイティブスピーカーの人が読み聞かせをしてくれている動画がたくさんあるからです。←Youtubeで検索するときは、「本のタイトル reading」などと検索すれば出てきます。
下の はらぺこあおむし は英語版の本とCDがセットになっています。
The Very Hungry Caterpillar (with CD)
絵本のページをめくりながら親子で一緒に英語の音声を聞いたり、Youtubeを見れば、英語が苦手なパパやママでもちゃんと英語を聞かせてあげることができるし、親子で一緒に楽しめるのでおすすめです。
英語の絵本を音声CDやYoutubeで聴かせるメリット・デメリット
音声CDとYoutubeのメリットとデメリットを、同列に比較するのはやや難しいところがありますが、今回はここは無理やり同じカテゴリーでまとめてみます。
メリット
・親が英語を話すことができなくても、読み聞かせをしてあげられる
これが何より一番のメリットですよね。
小さいうちに英語に少しでも多く触れさせてあげたいけど、なかなかできないから困っているわけで(笑)日常的に英語の音声に触れさせてあげられることが何よりのメリットですよね。
・費用が安い
英語教室やオンライン英会話、各種教材などに比べて、日本語と英語が併用されている本を買えばそんなに無駄になった感じもないし、CDは有料ですがYoutubeはタダなのでお財布にもやさしいですね。
・日本語ですでに知っている本を繰り返し聞くことで、理解しやすく覚えやすい
最初に日本語で何度も読んでからでも良いですし、日本語→英語→日本語→英語 と日によって言語を変えても良いと思います。
得意な日本語で読んでおけば、子供自身で内容をフォローできるので英語が分からなくてもストーリーにはついて行けるし、何となく聞いているうちに覚えてしまうという能力が子供には期待できます。
・英会話教室とか塾にいく前に、何となく子供の好き嫌いは判断ができる
みんな得意・不得意があるように、好き嫌いもありますよね。
娘には申し訳ないですが、うちの場合は家庭環境上どうしても英語も覚えてもらわないといけなかったので、もの心つく前から英語も日常生活に取り入れていましたが、普通に日本で生活をしていたら、そればかりに拘っていられないですよね。
今は特に世の中が得意なことをより伸ばしてあげる風潮がありますよね。
自宅で試してみて楽しそうにしていたり、もっとやりたがるようだったら、教室などにステップアップしてもいいですし、あまり興味を持たないようだったら他のことに力を入れてあげるほうがいいですよね。
デメリット
・Youtubeはクオリティに保証がない
市販のCDは出版社が朗読のプロなどに、お金を払って録音しているはずなのである程度クオリティが保証されていますが、Youtubeは一般人もたくさんいますよね。
読み方(間の取り方やイントネーション)の上手い下手、発音の特徴などはさまざまなレベルのものが混在しています。
逆に言えば、色んな動画を見ることで、いろんな英語に無限に触れることができるメリットもありますが、最初は聞き取りやすいものを何度も聞く方が良いと思います。
・子供の雰囲気やペースに合わせることができない
これも録音である以上仕方のないことですが、今日は少し明るい口調で、とかテンポよくとか親が読んであげている時にはできることがしてあげられないのがデメリットかな?と思います。
うちでは少し飽きてきたかな?と思った時には話から少し離れて、本の挿絵の色を質問したり、〇〇は何個ある?って聞いたりして、本に意識を戻すようにしています。
買って損しない!おすすめの英語の絵本
上にあげた、はらぺこあおむし や スイミーの他に、下の本もおすすめです。
全て日本語と英語が書いてあるので、全く使わなくて無駄になるということがないのでおすすめです。
できるかな?あたまからつまさきまで
この本は頭からつま先までの言葉が覚えられる本なので、かなり小さい頃でも楽しめる本だと思います。
はらぺこあおむし の、エリック・カールさんの本なので、子供も好きになる子が多いと思います。
くまさん くまさん なにみてるの?
こちらもエリック・カールさんの著書です。
反復も多く、小さいお子さんでも十分楽しめますし、動物と色が次々に出てくるので、英語に初めて触れるならすぐに覚えられそうな言葉も多くおすすめです。
しあわせのバケツ
この本は、幼稚園の年中以上から小学生くらいにおすすめの本だと思います。
内容も少し幼児には難しいかな?と思いますし、上の2つよりも英語もレベルアップします。
普通に読んでも道徳的な内容で良い本なので、じつは今、私が買おうと思っている本です(笑)
ふたりはともだち
これも有名なシリーズですよね。
子供の頃に読んだって人も多いと思います。
英語と日本語の入った音声CDがついているのもおすすめです。
月ようびはなにたべる?
これもエリック・カールさんの本ですが、何よりおすすめなのがこの本は歌ありきなことです。
Youtubeなので、先に歌を覚えてから本を読むとより一層理解がしやすいと思います。
英語も歌で覚えてしまえば、インプットも何倍も効果が高いと思います。
他にも良い本はたくさんあるので、うちで読み聞かせていて良いなと思ったものは随時紹介していきます。
個人的には1冊を深く、子供が気に入って何度も何度も飽きるまで読むのが良いと思うので、そんなに頻繁に次々新しい本を買う必要はないと思っています。
まとめ
同年代の子供を持つ人から子供の英語教育について聞かれることが本当に多く、日本の親の英語教育への関心の高さをすごく感じています。
家庭内の会話や保育園・幼稚園といった社会にデビューしながら子供なりに自然に言葉を習得していますが、同じように英語も覚えられたら良いものの、プリスクールやインターナショナルスクールに誰もが行くわけではないですし、英語ばかりに熱心になりすぎて日本語が疎かになってしまうと日常生活に支障が出ますしね。
できる範囲で、楽しみながらできる方法を私も日々模索していますので、また何か良い方法があれば紹介したいと思います。