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子供の虐待のニュースを観て思う事

自分に子供に生まれてから、以前よりも虐待のニュースに凄く敏感になった気がしている。本当はずっと前から親による子供の虐待は存在していたし、頻繁にニュースにもなっていたと思うのだけど、きっと目に留まる事が少なかったのだと思います。

本当に心が痛む事件が多く、記事の詳細まで気分が悪くて読めない事も多いのですが、夫ともこういったニュースが出るたびに、結構頻繁に話し合っています。

 

今日たまたま目にしたこの事件も、非常に深く切り込んだ取材をされているのを拝見し、色々思う事があったので備忘録代わりに記しておくことにしました。

news.yahoo.co.jp

 

子供を持った瞬間から「親」になる

いつも私たち夫婦で思う事が「初めから親になれてる親なんていない」という事。

「親になるのに相応しい」かどうかって色んな条件もあるけど、これができたらとかではなくある意味で「覚悟」だと思うんですよね。結婚と同じかな(笑)

 

親になるその瞬間まで、私たちはみんな「誰かの子供」であり、子供を持った瞬間親になるんですよね。計画的に子供を持つ人もいれば、予期せぬタイミングで親になる人もいると思いますが、表に出てくる虐待のニュースを観ていると比較的「予期せぬタイミング」で親になっている人が多い気がしています。

 

そして親になったからと言って、その日から突然人間が変わる事はありません(笑)親になる為に、親も努力して成長していかなければならない事、今までは目を閉じたり、現実と向き合わずに逃げてきた事にも目を向けなければならない事も沢山出てきます。個人的には「親」になってからというもの、子供よりも私自身が成長させられている事の方がとても多い気がしています。

 

 

親になると生活がどう変わるか

・独身生活、夫婦・パートナー生活、家族生活はそれぞれ違う

・具体的に何が変わるのかを知っておく

 

自立後のライフスタイルを大枠で3つに分けると、独身生活、夫婦・パートナー生活、家族生活の3つに分類できるのかなと思います。

独身生活は親と同居していたら、家族に合わせたり、何らか家族と過ごす時間もあるとは思いますが、比較的個人レベルで自由に色んな事を選択し、思うがままに毎日を送る事ができると思います。そして、夫婦・パートナー生活では、相手との折り合いがつけば、比較的これも個人レベルでの選択肢もまだ多く残されており、自分が選んだ1人の大切な人と上手くやっていけばそこそこ平和に毎日を送っていくことができます。

 

それが家族生活となると、一気にハードルが上がるんじゃないかと最近気づきました。家族が生活していける経済力、子供の面倒を見たり、年齢に合わせた躾け、教育を受けさせる、その資金の調達+これまで生活…。子育てをしていると、本当に毎日毎日が反省も多いし、忙しいし、子供とどう接していくか、どうやって教えたらいいか、子供の面倒を見ながら仕事や家事、友達付き合い、趣味をどうやって時間を見つけてやっていくか、本当に目が回るように毎日が過ぎていきます。それに、一番の違いは夫やパートナーは自分の選択で人格を選択できるけど、子供の性格は生まれてみないと判らない!本当に子供といえど、ちゃんと個性もあるし、その子に親が合わせて対応しないと上手く行かない事が多いし、子供が親に合わせるのは到底無理な話です。

なので、申し訳ないと思うものの、夫婦・パートナー生活時代に夫に気をまわしていた時間や精神的余力が、子供に取られてしまい一気になくなります。←これは、また別の話なので今回は割愛(笑)

 

その場その場で、頑張って乗り切っていける人ならきっと大丈夫だと思いますが、覚悟をして十分話し合って子供を作った私たち夫婦でも、本当に思っている以上に大変だなぁと日々感じているので、「予期せぬタイミング」で親になった人たちの苦労は相当なものなんだろうなとは想像に難くありません。

とはいえ、子供に八つ当たりや虐待をすることは、許される事ではないですが。

 

 

子供の虐待の問題をどう解決していくか

・親になると何が変わるかを知る、教える

・虐待の連鎖を防ぐため、問題がある家庭環境の改善

・避妊の大切さ

 

事件として表面化しているのはきっと氷山の一角で、日常的に今も虐待(肉体的、経済的、精神的、育児放棄、等)を受けている子供たちはたくさん存在していると思います。お金の問題と同様、社会に出てからの生き方というか現実を知らないまま学校を卒業する事も一因となっているのではないかと思います。

 

特にコロナ生活に入ってから、経済的に困っている家庭もあるでしょうし、家に籠る時間も増え、やや状況は悪くなっている気もしています。

 

正直、この虐待のニュースを見るたび、犠牲になった子供が味わった事をそっくりそのまま全てその親に同じ期間、同じだけ味わわせてほしいと思ってしまいますが、それは根本的な解決にはならないので…。

 

ニュースで取り上げられている虐待の加害者は、比較的本人の子供の頃の家庭環境に問題を抱えていたケースも多く報道されているのを見ると、核家族の問題点(第三者の目がない)や、うちを含めてこれから親になる子供達の家庭のあり方にも社会全体として目を向けていく必要性を感じています。またこれから親になる可能性のある人達には、避妊の必要性や親になるとどんなふうに生活が一変するか(悪い意味でなく)、妊娠したらその瞬間からカウントダウンが始まり、もう待ったなしで赤ちゃんは生まれてくるし、産まれてきたらもう後戻りはできない事、そういった教育も確りしていく必要があるのではないかなと感じています。

 

ネガティブな事ばかり連ねてしまいましたが、自分の子供は本当にかわいいです。子育ての苦労以上に、たくさんの感動や喜び、生きがい、仕事への活力が湧いてきたり、子育ては本当にうまく付き合うことができれば、この上ない幸福感を味わうことができます。せっかく命を授かる事ができ、子供に恵まれたら、親である私たちも、子供も幸せに生きる事ができる努力をしていきたいですね。

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